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日光の「化け地蔵」とは?
憾満ガ淵(かんまんがふち)の南岸に、約70体の地蔵が一列に並ぶ姿は、ちょっとおどろおどろしいですね。
その地蔵の数が行きと帰りで数が合わないと言われ、いつしか「化け地蔵」と呼ばれる様になりました。
現在では、日光の「ミステリースポット」「心霊スポット」などと呼ばれる事もあります。
別名「百地蔵」「並地蔵」などとも呼ばれる、慈眼大師天海の門弟たちが彫ったと伝えられる地蔵群です。
かつては100体ほどあったとされますが、明治の大洪水により流失し、現在約70体が残ったといわれています。
「含満ヶ淵」は国指定名勝に指定され「日光山 輪王寺」に管理されているため、案内板などが整備され安心感があります。
男体山からの溶岩が創り出す「含満ヶ淵」の絶景!
数万年前「男体山」の火山活動によってできた険しい渓谷、四季を通して美しい絶景を楽しめます。
川岸には幾つもの巨岩があり、晃海僧正によって造立された不動明王の石像が安置されていました。
その不動明王の真言の最後の句から「かんまん」の名が付けられたと謂れています。
この「含満ヶ淵」は、海外からの観光客に大人気のスポットの様で、日本人よりも多くの方が訪れています。
この渓谷は想像以上の激流となっており、外国人向けの警告板が立てられています。(海外の方は結構ギリギリまで攻めるんですよね…)
霊庇閣(れいひかく)から渓谷を望む。
1654年(承応3年)、晃海大僧正が建立した四阿造りの護摩壇。
対岸の不動明王に向かって天下泰平を祈り護摩供養を行ったといわれています。
散策後の休憩に「含満の茶屋」
憾満ヶ淵の入口にあり、散策後の休憩に最適です。
栃木県産の地粉を使った香り高い手打ち蕎麦がおすすめです。
また、「鳴虫山」の登山口があり多くのハイキング客にも親しまれています。
「含満の茶屋」の基本情報
営業時間
●11:00~15:00
定休日
●水曜日(12月~3月 冬期休業)
※定休日が祝日の場合は営業
※祝日営業の場合は翌日休み
【施設概要】
●施設名:含満の茶屋
●URL:http://www.nikko-kanmangafuchi.com
●所在地:栃木県日光市匠町8-33
化け地蔵(含満ヶ淵)へのアクセス方法
車を利用の場合
●日光宇都宮道路 日光I.C.より約8分
駐車場情報
●駐車場 34台(無料)
電車を利用の場合
●JR日光駅・東武日光駅より東武バス 中禅寺温泉行き「総合会館前」下車 徒歩約15分
【施設概要】
●施設名:化け地蔵(憾満ヶ淵)
●所在地:栃木県日光市匠町