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−目次−
国内シェア40%の製粉メーカー「日清製粉の企業ミュージアム」
群馬県館林市にある「製粉ミュージアム」は、2012年(平成24年)日清製粉グループ創業の地に開設した企業ミュージアムです。小麦や小麦粉をテーマに、日清製粉の歴史や小麦について楽しく学ぶことができます。
施設内は、企業の歴史と伝統を紹介する「本館」、小麦粉生産の今を伝える「新館」、中庭として整備された「日本庭園」により構成されています。とくに「本館」は、明治期の創業より事務所として使用された洋館で、近代産業遺産としても貴重な建物です。
1900年(明治33年)「館林製粉株式会社」が、正田貞一郎氏によりこの地に創立されたのが、日清製粉グループの始まりです。現在でも、館林駅西口には「日清製粉ウェルナ 館林工場」が稼働しており様々な商品を出荷しています。
「正田 貞一郎氏」について
1870年(明治3年)横浜市出身。家業の醬油醸造業(現 正田醤油)に従事し、1900年(明治33年)現 館林市に「館林製粉株式会社」を創立。1908年(明治41年)には日清製粉と合併し、社名を「日清製粉株式会社」に変更。日清製粉株式会社社長・東武鉄道株式会社会長・社団法人如水会理事長などを歴任し、1946年(昭和21年)には貴族院議員に勅撰されました。 上皇后美智子さまの祖父にあたり、位階は正五位・勲等は勲三等。
新館
新館展示室では、新旧の製粉技術や文化史などを紹介しています。小麦を粉砕する実物の「ロール機」や、タッチペンで操作する「液晶パネル」などを用いて、小麦について詳しく学べるスペースとなっています。
館内の展示は「基本撮影禁止」となりますが、こちらの案内パネルの様に「カメラOKマーク」が記載されている展示については、撮影可能となっています。
ガラス張りの半地下部分にある「収蔵展示室」の様子。清潔感ある近代的な館内で、大手食品メーカーの実力を感じさせます。
本館
本館では、創業から現在までの日清製粉の歩みと、歴代経営者に関する資料や品々を展示しています。創業期から館林工場の事務所として使用されていた建物で、旧本社工場の部材を再利用し洋風木造建築として建てられました。
本館1Fは、創業期の「ロール機」を中心に、当時の様子を紹介する資料やパネルが展示されています。また、奥のスペースには「正田貞一郎ギャラリー」があります。
2F部分は、明治期の洋館様式の特徴を色濃く残しており、「アーカイブギャラリー」や「正田栄三郎ギャラリー」などがあります。お洒落な雰囲気で、まるで横浜山手の洋館に訪れた様な気分になりました。
日本庭園(三光の庭)
本館の北側には中庭が整備されており、造園家「斉藤勝雄」によって作庭された回遊式庭園「三光の庭」と呼ばれています。4つの石臼モニュメントが特徴的で、町中にある箱庭ながら四季折々の草花を楽しめます。
庭園にある休憩室で、テーブル席が設置されトイレもあるので小休止に大変便利なスペースです。
庭園の南端には、「館林城下町の堀跡」が残されています。「製粉ミュージアム」がある高台には土塁があり、城下町の南西隅の一部だと推測されています。また、柵を挟んだ向こう側は「日清製粉ウェルナ 館林工場」へと続いています。
プレゼンテーションルーム
受付カウンターの隣にある「プレゼンテーションルーム」では、日清製粉ウェルナが販売する馴染みある商品が展示されてます。「マ・マー スパゲティ」や「唐揚げ粉」など、日清製粉の偉大さを一番感じるスペースでした(笑)
こちらは、「館林工場」で生産されている商品の展示です。「ホットケーキミックス」や「天ぷら粉」「お好み焼き粉」など、日々の食卓に欠かせない製品ばかりですね!
アンケートに答えると嬉しい「記念品」が!
入館時に渡されるアンケートに回答すると、帰りに素敵な「記念品(お土産)」をいただけます。
こちらがその記念品で、館林工場で生産された「お好み焼き粉」となっています。特別な製品という訳ではありませんが、現地で生産した商品をいただいたという事で、ちょっとした感動があります。しかし、入館料を考えると…なんだか恐縮してしまいますね。
「製粉ミュージアム」の基本情報
開館時間
●10:00~16:00(閉館 16:30)
休館日
●月曜、祝日の場合は翌日休
※年末年始休。また、臨時休館が多いので公式サイトのカレンダーを確認ください。
入館料
●大人:200円
●小・中学生:100円
「製粉ミュージアム」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 館林駅西口よりすぐ
車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約11分
駐車場
●無料駐車場あり(普通車 5台)
施設概要
施設名 | 製粉ミュージアム |
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所在地 | 群馬県館林市栄町6-1 |
URL | https://www.nisshin.com/museum/main.html |