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見せてもらおうか、国民宿舎「鵜の岬」の実力とやらを
国民宿舎「鵜の岬」は、茨城県日立市の北東部「伊師浜国民休養地」内にある宿泊施設で、全国69の国民宿舎の中で、33年連続1位の稼働率を誇っています。
広さ15ha(東京ドーム約3個分)の敷地内には、散策路が整備され「太平洋を望む絶景」や「鵜の捕獲場」「展望デッキ」「スイレン池」「鵜のパラダイス」「伊師浜海水浴場」などのスポットを巡ることができます。
そんな、NO1の国民宿舎に泊まったらどんな体験ができるのか? 噂が先行しているだけではないのか?
今回は、日立市のふるさと納税の返礼品「ペア宿泊券」を利用して宿泊体験してきました!
国民休養地とは
1970年(昭和45年)に当時の厚生省が定めた国民休養地整備運営要綱に基づき、都道府県立自然公園に設けられる特定地区を指します。
都市近郊に住む国民が、ハイキング・ピクニックといった一般的な野外活動だけでなく、より積極的、能動的な自然とのふれあい活動が行えるよう、国民宿舎・国民保養センター・プール・球技場や運動場等の施設が整備されています。
国民宿舎「鵜の岬」の予約方法
「通常予約」の場合
基本は電話での受付となり、年末年始および夏季などの特定期間は「往復はがき」による抽選となります。
人気の宿で予約は取り難いですが、直近キャンセルを狙って取り敢えずTELしてみるのも有りかと思います。
WEB予約ができない点は、若干手間に感じてしまいますね。
【通常予約番号】
●予約受付:0294-39-2202
※対応時間:8:00~20:00(予約受付開始日のみ8:30より)
「ふるさと納税」でお得に泊まろう!
日立市のふるさと納税で、国民宿舎「鵜の岬」ペア宿泊券をゲットできます!
「洋室ツイン」で「平日のみ」の利用となりますが、追加料金を支払えばプランの変更は可能です。
それでは、国民宿舎「鵜の岬」の宿泊レポートをご紹介!
周辺観光後、いよいよチェックイン! 駐車場が少々離れているので、荷物が多いとちょっと大変かも?
コロナの影響でお出迎えなど、一部の接客対応がカットされていますが、個人的にはこの位の距離感がちょうど良く感じます。
館内では、コロナ対策がしっかり行われており「いばらきアマビエちゃん」を利用すれば、万が一感染者と接触した可能性がある場合は通知が入るので是非登録しておきましょう。(政府主導の某アプリより信頼性ありますね)
太平洋を一望「オーシャンビュの客室」
国民宿舎「鵜の岬」の客室は全てオーシャンビューとなっており、早起きして日の出を見るものお勧めです。
3階の客室とのことで眺望が心配でしたが、ご覧の通り問題なく絶景を楽しめます。
今回の「ペア宿泊券」の利用では、「洋室(ツイン)」のみが対象となります。
贅沢をいえば「和室」が良かったのですが、2013年(平成25年)にリニューアルされた客室で、広さもあり十分満足です。
客室にある「ユニットバス」も広めの造りで、清掃も行き届いており清潔感がありました。
さすがに高級旅館には及びませんが、価格帯的には十分納得できるレベル感です。
茨城の味覚が自慢の「夕食」
今回の宿泊では、最もベーシックな「夕定食Cコース」をいただきました。
追金を出して上のコースにした方が良いかとも思いましたが、こちらの「Cコース」でも充実しており良い意味で期待を裏切られました。
夕定食Cコース(3,300円)
献立:前菜・刺身3点盛・焼物・蒸物・揚物・ローズポークしゃぶしゃぶ・食事・デザート
こちらは、白魚・マグロ・甘海老「刺身3点盛り」、鮮度良く美味しいお刺身で、とくにマグロへの拘りを感じました。
聞くところによると、宿の格式は「マグロ」への拘りで分かるそうですよ。
夕食の後半には、茨城名物の「シラス」が入った釜飯が登場します。
すでに満腹状態なのですが、どういう訳か美味しく完食できてしまうんですよね。。
鵜の岬温泉を堪能「展望温泉風呂」
夕食後一息ついたら、8階にある展望温泉露天風呂へ行きましょう!
地下1,300mから湧き出る天然温泉で、無色無臭でサラサラとした気持ちの良い温泉でした。
露天風呂はありませんが、最上階8階からの眺望が素晴らしく、一面に広がる太平洋を望めます。
とくに朝風呂がおすすめで、女湯からは「日の出」を眺めながら入浴を楽しめます。
【鵜の岬温泉】
●泉質:ナトリウム硫酸塩泉
●効能:神経痛、筋肉痛、肩こり、冷え性など
●泉温:47.6度
●PH:8.9
併設レストランでいただく「朝食ブッフェ」
翌日の朝食は隣にある併設のレストランで提供されます。一度外に出るので着替えてから向かいましたが、浴衣のママでも全然OKな雰囲気でした。
今時期はバイキング形式に抵抗がある方も多いようですが、基本的な対策は行われており個人的には問題なし。
昨晩の夕食が消化し切れていない感じですが、こうしてみると結構な量をよそってしまっていますね。
夕食もそうなのですが、特別豪華な訳では無いのですが絶妙なバランス感で期待値を上回っており、結果として満足度が高くなっています。
地元特産品やオリジナル商品を販売「売店コーナー」
フロントの隣にある売店コーナーには、各種土産品や干物などが販売されています。
日帰り需要もあるせいか、宿の売店にしては品揃えが良くコンビニに買い出しに行く必要もありませんでした。
オリジナル商品も豊富で、会社用に買って帰って「鵜の岬」の布教活動でもしてみようかと思ったり(笑)
と、ついついお土産を買ってしまうほど、今回の宿泊の満足度は高く「★5」を付けさせていただきます!
チェックアウト後の周辺散策「敷地内の見所」を紹介!
国民宿舎「鵜の岬」が所在する「伊師浜国民休養地」の敷地内には、広大な森が広がっており、見所も多くちょっとした散策スポットとなっています。
見所①:散策路
1周約2kmの散策路は、ゴミ一つ落ちていないぐらい整備されており、適度なアップダウンもありウォーキングに最適なコースです。
散策路を海沿いに向かって進んで行くと、目の前に太平洋の絶景が広がり最高の開放感を味わえます!
【施設概要】
●施設名:伊師浜国民休養地
●所在地:茨城県日立市十王町伊師605
見所②:ウミウ捕獲場
岬の先端部分へ進んで行くと全国唯一の「ウミウ捕獲場」があり、長良川の鵜飼い(岐阜県)など11か所へ「ウミウ」を供給しています。
捕獲場は、トンネルを抜けた断崖絶壁にあり突き当たりには鳥屋があります。
断崖の上に、予め捕らた囮の「ウミウ」を配置し、その囮に呼び寄せられた「ウミウ」を捕獲するという江戸時代から続く伝統的な方式で行われます。
【見学可能期間】
●捕獲が行われていない 1〜3月、7〜9月の期間
※雨天・荒天時は公開中止となります。
【施設概要】
●施設名:ウミウ捕獲場
●所在地:茨城県日立市十王町伊師
見所③:鵜のパラダイス
この施設では、飼育されている「ウミウ」を見学する事ができます。
鳥インフルエンザ対策のため、目の細かいネットが貼られており、中の様子がちょっと分かりづらかったです。
ここにも「ウミウの捕獲」についての説明パネルがあり、駐車場からも近いので時間がない方は、こちらだけでも見学することをお勧めします。
【施設概要】
●施設名:鵜のパラダイス
●所在地:茨城県日立市十王町伊師
見所④:スイレン池
敷地内の中央には「スイレン池」があり、夏にはスイレンの花が一面に咲き誇ります。
また、鯉の餌も販売されており餌やり体験も楽しめます。
「スイレン池」の上流部分には「つつじ園」があり、5月の連休頃に見頃を迎えます。
【施設概要】
●施設名:鵜の岬スイレン池公園
●所在地:茨城県日立市十王町伊師
見所⑤:愛と希望の鐘(展望デッキ)
鵜の岬海岸にある「展望デッキ」からは太平洋を望む「初日の出スポット」として知られています。
観光地化された岬には大体「鐘」が設置されていますが、何か由来とかあるんですかね?
「鵜の岬海岸」は、国民宿舎「鵜の岬」の中庭から1分も掛からない位置にあるため、まるでプライベートビーチの様な雰囲気です。
【施設概要】
●施設名:愛と希望の鐘(展望デッキ)
●所在地:茨城県日立市十王町伊師
見所⑥:伊師浜海水浴場
国民宿舎「鵜の岬」から徒歩圏内にある海水浴場で、「快水浴場百選」や「日本白砂青松百選」に選定されています。
周辺は古くからアカウミガメの産卵地でとして知られ、太平洋側の「ふ化北限地」となっています。
【海水浴期間】
●2022年7月16日~8月21日(9:00〜16:00)
※令和4年度は、3年ぶりに開設されます。
【施設概要】
●施設名:伊師浜海水浴場
●所在地:茨城県日立市十王町伊師
国民宿舎「鵜の岬」の基本情報
利用時間
●チェックイン 15:00、チェックアウト 10:00
●ランチ(レストラン しおさい) 11:00~14:40(13:30L.O.
館内設備
●全室フリーWi-Fi、大広間、小宴会場、会議室、イベントホール、喫茶、レストラン、カラオケルーム
国民宿舎「鵜の岬」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●JR常磐線「十王駅」よりタクシーで約10分(送迎あり要予約)
車を利用の場合
●常磐自動車道 日立北I.C.より約8分
高速バスを利用の場合
茨城交通高速バス「東京駅〜鵜の岬線」運行されています。
●片道:大人 2,500円、子供 1,250円
●東京駅八重洲南口:11:40発、13:10発
※帰り(東京行き)のバスは9:55発と11:55発の便があります。
駐車場情報
●普通車 200台
【施設概要】
●施設名:国民宿舎 鵜の岬
●所在地:茨城県日立市十王町伊師640
●URL:http://www.unomisaki.com