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−目次−
世界一の巨大な青銅製立像「牛久大仏」とは
茨城県牛久市にある全長120mの青銅製大仏立像で、「世界一の大きさのブロンズ製仏像」としてギネスブックにも公認されています。
1992年(平成4年)に浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって建造され、宗教問わず見学でき茨城県を代表する観光スポットの一つです。
「胎内見学」をはじめ、「庭園散策」や「猿回し」を観覧したりと浄土真宗の懐の深さを感じずにはいられませんね。
その大きさを比較すると、「奈良の大仏(約15m)」が掌に乗ってしまい、「超大型巨人(約60m)」が縦に二体分という当方もないスケール感です。
胎内にはエレベーターが設置させており、高さ85mの胸部(5階)には展望窓が設けられ周辺一帯の眺望を楽しめます。
【牛久大仏のスペック】
●地上高:120m
●重量:本体主鉄骨3,000t、外被銅版重量1,000t
●左手長さ:18.0m
●親指直径:1.7m
●顔の大きさ:20.0m
●螺髪:直径1個1m、重量200kg、個数480個
●基壇部:高さ10m
●蓮台部:高さ10m、直径30m
●工事完成:1992年(平成4年) ※工事期間10年間
なぜ、この地に大仏が建造されたのか?
浄土真宗の開祖である「親鸞聖人(しんらんしょうにん)」が、1207年(建永2年)に後鳥羽上皇の怒りを買い、師である「法然上人(ほうねんしょうにん)」らと共に越後国へ流罪となります。
その4年後、赦免され常陸国(現在の茨城県)へ向かい、発展途上であった関東における布教の拠点としました。
そうした経緯から、茨城県には「親鸞聖人」ゆかりの寺や事跡が多く残り、この「浄土真宗東本願寺派本山東本願寺」もそのひとつです。
仏教の世界観を体感「胎内めぐり」の見どころ紹介!
巨大な大仏の胎内は5層に分けられ各層ごとに趣向を凝らした幻想的な世界が演出され、仏教の神秘を体感できます。
胸部の「展望室」をはじめ圧巻の「写経空間」や、貴重な資料満載の「展示ギャラリー」、オリジナルグッズを購入出来る「売店コーナー」など、各階毎の見どころを紹介して行きます。
1F:牛久大仏の中心「光の世界」
入口から入ると幻想的にライトアップされた空間が目に飛び込んできます。
暗闇に射す光は、「阿弥陀如来」の慈悲を表す「ひとすじの光」を再現しています。
奥へ進むと「観想の間」が広がり、浄土の世界を観想するスピリチュアル満点の空間となっています。
私自身はバリバリの無宗教者ですが、変な押しつけもなくアンビエント的な雰囲気を感じとても面白かったです。
2F:建設時の紹介パネルは必見!「展示ギャラリー」
階段で2階に上がると、「展示ギャラリー」への入口があります。
もちろん真面目な施設なのですが「シュール」と言いますか「絶妙なバランス感」で、なんとも分かってらっしゃる展示が多く興味深い。
「右足親指の実物大模型」人間と対比するとその大きさがわかりますね!
※2021年3月現在、接触防止のため模型に触れることはできません。
7年の月日をかけて建設された当時の模様を時系列でパネル展示されています。
川田工業株式会社により設計・施工され「牛久大仏見守りシステム」という観測機器により、地震や風などによる影響をリアルタイムでモニタリングしています。
巨大な「クレーン」や「ヘリコプター」を利用していたりと、罰当たりと言われそうですが男心が擽られますね!
こちらは、牛久大仏の骨格模型の展示です。
こうしてみると、牛久大仏の「骨格フィギュア」とか販売したら大ヒットするのではないか?と思ってみたり(笑)
2F:写経空間「知恩報徳の世界」
「展示ギャラリー」のほか2階には、約77席の写経席が用意された写経空間が広がり、有料で写経体験を行うことができます。
「写経体験」200円〜
※2021年3月現在、感染症対策のため席数が半数ほどに制限されています。
3F:厳粛な空間「蓮華蔵世界」
3階は打って変わって厳粛な空間が広がり、約3,400体の胎内仏に囲まれた金色の世界に圧倒されます。
3F:金箔貼り体験ができる「金箔荘厳」
3階には蓮台座へ出られる通路があり、台座部分は金箔を貼り付けることができ、日頃の感謝を込めて貼ると良いことあるかも?
「金箔1枚」300円
蓮台座に出て見上げると大迫力の大仏を間近で眺めることができます!
この角度から見上げる「牛久大仏」は、なかなかレアな体験ですよね。
4F:牛久大仏土産をゲット!「売店コーナー」
5階から階段で降りると「売店コーナー」があり、ここでしか買えない大仏グッズなどが販売されています。
折角なので記念にオリジナルのお香をお土産に購入しました。
「牛久大仏香」1,100円
4・5F:仏舎利が安置されいる「霊鷲山の間」
エレベーターで上がった5階には、仏舎利(釈尊のご遺骨)が安置されており、釈尊の生誕・入滅の説明パネルが展示されています。
※当然ながら、仏舎利は撮影禁止となっています。
5F:東京スカイツリーや富士山が見える事も!?「展望台」
胸部展望台には東西南北が見渡せる「のぞき穴」があり、地上85mの眺望を楽しむことができます。
ガラス越しに「のぞき穴」から覗く形なので、絶景感はイマイチですかね。
「胸部展望台」を外からみるとこの位置になります。
この大仏の胎内にエレベーターをはじめ5層からなる広大な空間が作られているとはとても思えません。
四季の移ろいを感じる「浄土庭園」
大仏の足元は「極楽浄土」を表現した浄土庭園が広がり、四季の移ろいを感じることができます。
参道への入り口「發遣門( はっけんもん )」
お釈迦様と阿弥陀如来(牛久大仏)が向かい合い、大仏正面に通じる門です。
「發遣門」を潜って、振り返ると「釈迦三尊像」を拝むことができます。
青銅製日本一の「大香炉」
胴回りが2.5mある青銅製で、日本一の「大香炉」だそうです。
家族連れで賑わう「本願荘厳の庭」
京都の東本願寺に古くから伝わる鎌倉時代の作庭文献「山水秘伝抄」に基づいて造られた伝統的な浄土式庭園で、参拝者の休憩スポットとしても親しまれています。
庭園にある池には沢山の鯉が泳いでおり、エキサイティングな「餌やり体験」を楽しめます。
餌を求める鯉たちの獰猛さに、、若干引いてしまいましたw
四季を彩る「定聚苑(お花畑)」
春には「ポピー」や「かすみ草」などの花々が咲き、5月からは花摘みも楽しめます。
初夏にかけては「牡丹」や「しゃくやく」「紫陽花」、秋には「コスモス」が咲き誇ります。
生命の源を移す「群生海」
生命体は水から生まれてきたと言われ、「群生」とは全ての生きとし生けるもののこと。
この池は、現世そのものを表現して作られ桜のシーズンにはビュースポットとしてもオススメです。
ちびっ子に人気「ふれあいガーデンテラス」
大仏の裏側には、ちびっ子が安心して遊べる「芝生公園」や小休止できる「テラススペース」があります。
日曜・祝日には、小動物と触れ合える「ふれあい動物園」が開催されています。(12・2月は閉園)
お猿のステージ
「お猿のステージ」は金曜日を除く毎日開催され、見事な曲芸や可愛らしい姿を無料で楽しむことができます。
【上演スケジュール】
●平日:11:00〜、13:00〜 14:30〜
●土日祝日:11:00〜、12:30〜、14:00~〜、15:30〜
●休演日:毎週金曜、天候不順、2月・12月(日・祝日のみ)
※冬時間の場合は、最終上演は15:20〜になります。
ふれあい動物園(イベント)
日曜・祝日のみ「ふれあい動物園」が開催され、動物達に餌をあげる事ができます。
※平日および12・2月は閉園となります。
ご当地グルメを楽しめる「仲見世通り」
入場口と駐車場の間には「仲見世通り」が形成され、土産物屋や食事処などがあり、ここでしか買えない土産品も多く参拝後にぜひ寄ってみましょう!
大判焼きが人気「味工房」
仲見世通りの真ん中ら辺にある「味工房」では、大判焼きが販売され縁日気分で食べ歩きを楽しめます。
中でも「バクダン焼き」が名物で、エビやイカなど9種類もの具材が入り見逃せないご当地グルメです。
さっそく「バクダン焼き」を購入。予想以上のボリュームに大満足です!
「バクダン焼き」500円
お食事処「利根」
牛久大仏に一番近い食事処で、「日本蕎麦」や「トンカツ」などの和食メニューを楽しめます。
【施設概要】
●施設名:レストラン利根
●所在地:茨城県牛久市久野町2083
●営業時間:11:00~15:30(4〜9月)、11:00~15:00(10〜3月)
●定休日:不定休
「牛久大仏」近隣のホテルをご案内
牛久大仏周辺には、ビジネスホテルをはじめシティーホテルなどの多くの宿泊施設があります。
旅の目的に合わせて最適な宿をお選びください。
「牛久大仏」の基本情報
開館時間
●3~9月:9:30~17:00(土日祝日17:30迄)
●10~2月:9:30~16:30
※受付終了時間は、閉園時間の30分前となります。
休館日
●年中無休
料金
●全ての拝観料:大人800円、小人400円
●庭園のみ拝観:大人500円、小人300円
※3歳以下の小人は拝観料・庭園ともに無料となります。(GW・大型連休期間除く)
「牛久大仏」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●JR常磐線「牛久駅」よりバス利用「牛久大仏・牛久浄苑」行きまたは「あみプレミアムアウトレット」行きで「牛久大仏」下車約20~30分
車を利用の場合
●圏央道 阿見東I.C.より約8分
駐車場情報
●普通車 800台、大型車 20台(無料)
【施設概要】
●施設名:牛久大仏
●所在地:茨城県牛久市久野町2083
●URL:https://daibutu.net/