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宇都宮中心部にある風格ある「カトリック松が峰教会」
栃木県宇都宮市街地にある、近代ロマネスク様式が取り入れた大谷石造りの聖堂が特徴のカトリック教会です。
日本では数少ない双塔を持った教会建築となっており、国の登録有形文化財に指定され宇都宮のシンボル的な存在でもあります。
教会内部を含め無料で見学が可能となっており、日没後には幻想的に浮かび上がるライトアップされた教会の姿が印象的です。
※毎日20:30までライトアップが行われています。
【松が峰教会の生い立ち】
1888年(明治21年)パリ外国宣教会のカジャック神父により、「宇都宮天主公教会」として宇都宮市川向町に創立されました。
その後、1895年(明治28年)現在の所在地である宇都宮市松が峰へ移転し、1932年(昭和7年)鉄筋コンクリート造・大谷石張りの聖堂が竣工し現在にいたります。
「大谷石」についてはこちらを参照
大谷石を用いた「聖堂」
「カトリック松が峰教会」の聖堂は、上智大学1号館を設計したスイス人の建築家「マックス・ヒンデル」によって設計されました。
古代〜中世初期の教会建築とロマネスク様式によって建設されており、旧帝国ホテルに用いられた場所と同じ大谷の採石場から切り出された石材に、当時の石工職人によりさまざまな意匠が施された装飾も見所のひとつです。
また、「マックス・ヒンデル」の日本における代表建築の一つで、最後の教会建築作品でもあるそうです。
バロック様式の「パイプオルガン」
松が峰教会の「パイプオルガン」は、1978年(昭和53年)に奉献されました。
カトリック典礼に相応しく、松が峰教会のミサに最適な音色であることが条件に検討され、設計・施工されたバロック様式のオルガンです。
定期的に「演奏会」が開催されています。
聖堂に用いられている石材「大谷石」は、コンクリートやガラスに比べ高い吸音率を誇るとされ、そうした優れた音響環境を活かし定期的にクラシックなどの演奏会が開催されています。
「大谷石」の暖かみのある風合いと厳粛な雰囲気の中で聞くクラシック演奏は、なんとも贅沢なひと時ですね。
「カトリック松が峰教会」の基本情報
料金
●無料
※都合により、聖堂内の見学ができない場合があります。
主日のミサ
●日曜日:10:00~
※7月第3日曜日~9月第3日曜日(9:30~、11:00)
平日のミサ
●月曜日 なし、火曜日 7:00、水曜日 11:00、木曜日 18:30、金曜日 10:00、土曜日 7:00
※マリア会館の小聖堂で行われます。
外国語のミサ
●第1・第3日曜日:14:00(英語)
●第1日曜日:16:00(ポルトガル語)
「カトリック松が峰教会」へのアクセス方法
車を利用の場合
●東北自動車道 鹿沼I.C.より約20分
●東北自動車道 宇都宮I.C.より約25分
●北関東自動車道 宇都宮上三川I.C.より約30分
駐車場情報
●近隣の有料駐車場を利用
※周辺にコインパーキングが複数あります。
電車を利用の場合
●東武宇都宮駅から徒歩約5分
●JR宇都宮駅 西口よりバスで「東武駅前」もしくは「東武西口」下車 徒歩約5分
【施設概要】
●施設名:カトリック松が峰教会
●URL:http://www2.ucatv.ne.jp/~matumine.sea/
●所在地:栃木県宇都宮市松が峰1-1-5