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玩具の博物館「おもちゃのまちバンダイミュージアム」
栃木県壬生町にある「おもちゃのまちバンダイミュージアム」は、千葉県松戸市にあった「バンダイミュージアム」と長野県軽井沢町にあった「ワールド・トイ・ミュージアム」からコレクションを引き継ぐかたちで2007年(平成19年)に玩具の博物館としてオープンしました。
館内では、約35,000点のバンダイコレクションの中から厳選した、レトロで貴重な玩具から最新の玩具まで展示されています。
中でも、1/1スケールの「ガンダム胸像」をはじめ、世界トップクラスの「エジソンコレクション」、100年前の英国で作られた「炭鉱ジオラマ」などは必見です!
「おもちゃのまち」って?
「おもちゃのまち」とは、栃木県下都賀郡壬生町に実際にある地名で、1〜5丁目までが存在しています。
1960年代に玩具工場を積極的に誘致し、玩具に関する研究所や工場が集約され高度経済成長期には大量の玩具がこの町で生産されていました。
ホビーミュージアム(ガンダムコレクション)
ホビーミュージアムの入口前には、1/9スケールの「ストライクガンダム(GAT-X105)」が展示され、左右の壁には歴代ガンダムのポスターが貼られ、この先にある展示室への期待値が爆上がりですね。
また、1Fの「エントランスホール」でも大型ジオラマなどが多数展示されており迫力満点です。
ガンダム(RX-78)の1/1原寸大 胸像|エントランスホール
入場券を購入して最初に目に飛び込んで来るのが、この実物大(全高5.6m)「ガンダム胸像」です。
実物大のガンダムといえば、東京のお台場や横浜のガンダムが有名ですが、国内で一番最初に作られたのが、バンダイミュージアムのこの胸像です。
頭部が左右に動き、細かすぎないディテールでTVアニメのイメージに一番近い実物大ガンダムだと思います。
「ガンダム胸像」の周辺にもガンダムコレクションが展示されており、こちらは「νガンダム(RX-93)」や「サザビー(MSN-04)」など、逆襲のシャアに関連した展示です。
歴代ガンダムの実物大コックピット|エントランスホール
「ガンダム(RX-78-2)」のコックピットとパイロットの「アムロ・レイ」。
初代ガンダムという事もあり、革張りのシートがレトロで昭和の高級車の様なイメージですね(笑)
「ユニコーンガンダム(RX-0)」デストロイモードの近代的なコックピット。
その他の大型ジオラマ|エントランスホール
実物大「RX-78-2 ガンダムヘッド《被弾Ver.》」の展示。
被弾跡のディテールがリアルでカッコいいですね。
「こいつ…動くぞ!」のセリフで有名な、第1話「ガンダム大地に立つ!!」 の再現ジオラマの展示。
全ての物語はこのシーンから始まりましたね。
ZAKUの夢|展示室
機動戦士ガンダムの原作者「富野 由悠季」監督が手がけた立体作品で、2005年(平成17年)「GUNDAM 来たるべき未来のために」で展示された「From First」をブラッシュアップしています。
作中で無数に散っていった「ザク」たちの夢は、いつの日かガンダムを葬る事なんですね。
立体作品の隣には「富野 由悠季」監督の直筆のサインが展示されています。
さすがといいますか、達筆ですね。
その他の主要展示のご紹介|展示室
展示室に入ってすぐ、1/144スケールの「ホワイトベース」が展示されています。
後ろの壁面には映像が投映されており「弾幕薄いぞ 何やってる!!」の名言を聞きながらの鑑賞は格別です。
「ガンダム(RX-78-2)」VS「シャア専用ザクII(MS-06S)」の再現ジオラマ。
破壊された建造物がリアルで臨場感が素晴らしい。
「ガンプラ」の展示も圧巻です。
「ガンダム」と「バンダイ」といったら、やはり「ガンプラ」は外せませんね。
最新のモデルから昔懐かしいモデルまで展示されており、発売日にプラモ屋で行列を作っていた頃を思い出してしまいました。
展示室の一角にはバンダイの「プラモデルへのこだわり」が展示されており、技術の進化や環境への配慮など流石は世界のバンダイですね。
その他、プラモデルになる素材なども展示されていますがそちらは撮影禁止となっていました。
ジャパントイミュージアム(日本の玩具コレクション)
約2万点あるという、江戸時代から最新の玩具コレクションの中から厳選して展示されています。
様々な年代の玩具が勢揃いしており、親子で盛り上がること間違いなし!
パリの「ルーブル美術館」で展示された事もある「超合金 鉄人28号」の展示。
ポピーが立ち上げた「超合金」ブランドの第1号製品で、1981年(昭和56年)に製造されました。
スーパー戦隊シリーズ・合体ロボエリア
男の子なら誰もが通るであろう「スーパー戦隊シリーズ」の合体ロボットなど100体以上が展示されています。
子供の頃、高価で買って貰えなかったなぁ…と苦い思い出が、、
歴代のビデオゲーム
子供の頃、お年玉を注ぎ込んで初めて買ったのが、ゲーム&ウオッチの「オクトパス」でした。
1983年(昭和58年)登場、当時の子供たちを熱狂させたファミコンこと「ファミリーコンピュータ」。
「ゲーム&ウオッチ」を成功させた任天堂が開発した家庭用ゲーム機で、「スーパーマリオシリーズ」をはじめ「ドラゴンクエストシリーズ」や「ファイナルファンタジーシリーズ」など数々の名タイトルが生み出されました。
ちなみに、下段にあるのがエポック社の「カセットビジョン」です。
家庭用ゲーム機の全盛期には、任天堂・ゼガ・NEC・ソニーなどにより「ゲーム機戦争」が繰り広げられました。
私は、どちらかと言えばセガの「メガドライブ派」でしたね。
歴代ヒーローの玩具が勢揃い
本郷 猛(仮面ライダー1号)の改造手術シーンを再現したフィギュア。
懐かしい、ウルトラマンシリーズのソフビ人形の展示。子供の頃「ゴモラ」の人形持ってましたよ。
宇宙刑事シリーズの展示。玩具は持ってなかったけど「宇宙刑事ギャバン」大好きでした。
男の子向けロボットアニメ
個人的には、ガンダムのライバル作品だと思っている「マクロスシリーズ」のコーナー。
クリスマスのプレゼントに「タカトクトイス VF-1J バルキリー」を買って貰ったことを今でもおぼえています。
先日、遂に終演を迎えた「エヴァンゲリオン」シリーズの展示コーナー。
ロボットアニメながら登場するキャラクターの人気が高く、綾波派orアスカ派で論争が繰り広げられました(笑)
女の子向け玩具コーナー
女の子向け玩具の代表格「美少女戦士セーラームーン」の展示。
なんだかんだで現在でも人気があり、私は「セーラーマーズ」推しでしたw
昔はこういったアイドルを起用した玩具が販売されていたんですね。
「松田聖子」は今でも現役の永遠のアイドルです!
キラキラと眩しい、現在の女の子たちに人気の「プリキュアシリーズ」の展示コーナー。
一部では「大きいお友達」たちにも大人気らしいですが、、
ワールドトイミュージアム(世界の玩具コレクション)
2007年(平成19年)に閉館した「軽井沢ワールドトイミュージアム」で展示されていたヨーロッパを中心としたアンティーク玩具コレクションの中から厳選して展示されています。
中でも250年前のウッドゥンドールや、世界に一つしか現存しない玩具などの稀少な展示品は見逃せません。
モデル・コール・マイン(炭鉱ジオラマ)|エントランスホール
1924年(大正13年)英国のフェルペス夫妻により18年の歳月をかけて制作されました。
「大英帝国博覧会」に出展された大型のジオラマがエントランスホールの一角で展示されています。
側面や裏面もしっかり作り込んであり、炭鉱内で働く人々の様子が精巧に再現されています。
炭鉱街の一日の生活のようすを約170体の人形たちが当時の仕掛けのまま動いて再現しています。
約100年前に作成されたジオラマを、現在も稼働する形で展示保存されていることに驚きます。
炭鉱ジオラマ稼働時間(5分間)
毎時:05分、25分、45分
キャデラック社製モーターカー
1916年(大正5年)にタイ国王に贈られたキャデラック社の特製モーターカーで、鑑定評価額「500万円」だそうですよ。
ドールハウス(ビクトリア様式)
20世紀初頭の英国で作成されたドールハウスで、精巧に作られ古さを感じません。
ウッデンドール(アンティークトイ)
右上にある人形は、コレクション内で最も古い250年前に作られたアンティーク人形です。
人形に見られている様で、夜一人で見学したらちょっと怖いですよね。
テディベア
年代不明のテディベアコレクション、この中にとんでもないお宝が眠っているかもしれません。
エジソンミュージアム(エジソン発明コレクション)
約3,000点ある「トーマス・エジソン」の発明品の中から厳選したコレクションが展示されています。
ほとんどの展示品は現在でも稼働する状態で保存されています。
ここにあるコレクションは、米国の特許弁護士「ヘンリー幸田」と「ビル・アンドローラ」が25年の歳月を掛けて収集したもので、ヘンリー幸田の意思にバンダイが共感し、両名から譲り受けたものです。
蓄音機・白熱電球・映写機などの有名な発明品だけではなく、エジソンの生涯や精神・偉業を紹介した展示を通して、ものづくりの楽しさや努力することの大切さを学ぶことができます。
エジソンが発明した「おしゃべり人形」の紹介では、関連した技術を用いた国産の人形も展示されています。
屋外展示の見所をご紹介
「キャラクターロボット玩具発祥の地」の碑
表面入口の右側には、3体のヒーロー像と共に「キャラクターロボット玩具発祥の地」を記念した碑が設置されています。
3体のヒーロー像は、右からアバレッド・仮面ライダー1号・赤レンジャーとなっています。
芝生広場
ミュージアムの裏側には大きな芝生広場があり、弁当やボール遊びなど自由に過ごす事ができます。
芝生広場側の外観にはズラッと「ガンダム00」と「ガンダムSEED」に登場するガンダム達のポスターが貼られており、これはこれで見応えありますね。
蒸気自動車「ペンデルプリンセス号」
正面入口の左側、1919年(大正8年)英国製の国内最大級の蒸気自動車「ペンデンプリンセス号」の貴重な展示。
「ジオング・マンホール」も忘れずに!
壬生町内の二ヶ所に設置されている「ガンダムマンホール」のひとつ『ジオングバージョン』が、ここ「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の正門前に設置されています。また、徒歩約10分の「東武おもちゃのまち駅前」には、『ガンダムバージョン』のマンホールが設置されているので、散歩がてら見に行くのもオススメ!
「おもちゃのまちバンダイミュージアム」見学に最適なホテルを紹介
おもちゃのまち周辺には、観光はもちろんビジネス利用にも最適なホテルや宿が数多くあります。
旅の目的に合わせて最適な宿をお選びください。
「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の基本情報
開館時間
●10:00〜16:30(最終入場 16:00)
休館日
●火曜・水曜、年末年始(12/30日~1月/日の4日間)
※祝日・GW・お盆休みの水曜日は開館します。
入館料
●大人:1,000円
●小人(4才以上中学生まで):600円
●65歳以上:800円
※4歳未満は無料となります。
お得な割引情報!
●JAF会員割引:200円引き(会員証提示で4名様まで)
●各種イオンカード会員割引:200円引き(会員証提示で4名様まで)
※各種割引料金の併用利用はできません。
「おもちゃのまちバンダイミュージアム」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●東武宇都宮線「おもちゃのまち駅」より徒歩約10分
●JR宇都宮線「石橋駅」よりタクシーで約15分
車を利用の場合
●北関東自動車道 壬生I.C.より車で約5分
駐車場情報
●普通車 70台(大型バス駐車可)
【施設概要】
●施設名:おもちゃのまちバンダイミュージアム
●所在地:栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20
●URL:https://www.bandai-museum.jp/