「大甕神社」荒神を封じる宿魂石で知られるパワースポット

「大甕神社」荒神を封じる宿魂石で知られるパワースポット

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織物と星の神を祀る「大甕神社」とは

大甕神社の拝殿茨城県日立市大みか町にある紀元前660年(皇紀元年)に創建された由緒ある神社。創建時は、石名坂村の大甕山に祀られましたが、1695年(元禄8年)に水戸藩二代藩主「徳川光圀」の命により現在の地に遷座され、「久慈・南高野・石名坂」三村の鎮守を担いました。

宿魂石の裏側主神に、織物の神様「武葉槌命(たけはづちのみこと)」、地主神に星の神様「甕星香々背男(みかぼしかがせお)」を祀っています。境内にある岩山「宿魂石」は、「甕星香々背男」の荒魂を鎮めたとされるパワースポットとして有名です。
また、近年では映画「君の名は。」のスピンオフ小説に登場した神社としても注目され、作品の聖地として多くのファンが訪れています。

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「大甕神社」境内の見所を紹介!

宿魂石(しゅくこんせき)

宿魂石境内にある岩山全体を「宿魂石」と呼び、日本最古とされる約5億年前の「カンブリア紀地層」が隆起したものです。
この地に、「倭文神武葉槌命」が遣わされ、「甕星香々背男」の荒禮を「宿魂石」に封じ込めたという伝説が残されています。

宿魂石の鎖場町中にある神社で、この様な鎖場に出会してしまうと…ちょっと驚いてしまいます。この岩山の上には御本殿が鎮座しており、落ち着いて登ればそれほど難易度は高くないので、運動靴など滑りにくい靴でチャレンジしてみてください。

御本殿

大甕神社の本殿「もじずり石」と呼ばれる鎖場をプチ登山気分で登って行くと、主神「倭文神武葉槌命」を祀る御本殿が見えてきます。

本殿のアップこちらの御本殿は、1933年(昭和8年)に建て替えられた比較的新しい建物で、小さいながらも威厳を感じる本殿です。

境界石(きょうかいせき)

境界石「宿魂石」の北側付近にある「境界石」は、別名『縁切石』とも呼ばれ、現世の悪しき縁を断ち切るという霊験があります。

境界石のお札のアップ「境界石」に貼り付けられた一見禍々しいお札には、「波留部 由良由良止 波留部、布留部 由良由良止 布留部」という古代神道の祝詞が書かれています。このお札を貼って、開運招福を祈念しながら真ん中にある穴を潜ると悪縁を断ち切り幸せになれるそうです。
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甕星香々背男社(みかぼしかかせおしゃ)

甕星香々背男社「宿魂石」に封じられた「甕星香々背男」をお祀りする拝殿として建立されました。
日本書紀によると、国譲りの大役を終えた鹿島神宮の祭神「武甕槌命(たけふつのかみ)」と、香取神宮の祭神「経津主神(ふつぬしのかみ)」の二柱が邪神をことごとく平定しましたが、最後まで屈服しなかったのがこの「甕星香々背男」であたっと伝えられています。

五芒星が描かれた提灯「甕星香々背男」は、別名「天津甕星(あまつみかぼし)」とも呼ばれます。星の神様らしく、神額や提灯には「五芒星」が記されており格好良いですね。

大甕神社の拝殿

大甕神社の拝殿御本殿と同じく、1933年(昭和8年)に建て替えられた建物です。とても立派な社殿で、格式の高さを感じられます。

大甕神社の手水舎拝殿の前には「手水舎」があり、一見裏門に見えるこちらが表参道であることがわかります。

泉川道標正門前を通る「旧陸前浜街道」には、日立市指定有形文化財「泉川道標」があります。
旧国道から「泉神社」へ至る分岐点にある道標で、設立者「奥州岩槻群須賀川 泉屋忠兵衛立之」、設立が「明和八年辛卯四月吉日」と記載されています。

儀式殿

儀式殿境内にある二階建ての大きな建物は「儀式殿」で、2階部分の祈祷殿では御祈祷や祭事が行われています。

大甕神社の社務所建物1階部分は、「社務所」兼「授与所」となっており、お守りや、お札・御朱印などをいただけます。とくに、毎月変わる「御朱印帳」や「特別なお守り」が人気です。
※「限定御朱印」7/7 甕星祭、11/1~ 秋祭(なくなり次第終了します)

国内最大級のおみくじこちらは、受付の下にある「日本最大級のおみくじ」。

大甕神社のピカチュー社務所の入り口には、人気キャラクターの「ピカチュウ(?)」らしき置物が!!? 格式ある神社ではありますが、ちょっとした部分で親しみを感じてしまいます(笑)

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境内社

大甕神社の天満宮境内には、稲荷神社・大杉神社・八坂神社・天満神社といった境内社があります。

東天紅鶏(とうてんこう)

大甕神社の東天紅鶏境内社に並んで鶏小屋が設置され「東天紅鶏」という、天然記念物に指定される珍しい鶏が飼育されています。「東天紅鶏」は、古事記の天岩戸に登場する長鳴鶏として知られ、東の空が光に包まれる頃に高く澄んだ声で鳴くことからこの名が付けられました。

境内の樹叢

大甕神社境内の樹叢境内に自生する樹叢は、日立市の天然記念物に指定されています。東部のアカマツ林を除けば、スダジイを優占する常緑広葉樹林が広がり、大きいもので幹周り3.5mにもなります。

大鳥居

大甕神社の大鳥居境内の北側、国道6号沿いにある大鳥居。大通りに面しており一見すると正門に見えますが、実はこちらが裏参道となります。

久慈浜稲荷神社国道6号を挟んだ反対側には「久慈浜稲荷神社」や「祖霊殿」があり、こちらも大甕神社の境内となっています。交通量が多いので、道路を渡る際にはご注意ください。

「大甕神社」へのアクセス情報

大甕神社の駐車場

電車を利用の場合

●JR常磐線 大甕駅より徒歩約15分

車を利用の場合

●常磐自動車道 日立南太田I.C.より約10分

駐車場

●普通車 約15台(無料)

【施設概要】
●施設名:大甕神社(おおみかじんじゃ)
●所在地:茨城県日立市大みか町6-16-1
●URL:http://www.omikajinja.net/

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