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−目次−
日光国立公園「龍王峡」とは
栃木県日光市、鬼怒川上流部の日光国立公園に属する約3kmに及ぶ「水と岩の公園」ともよばれる峡谷です。
約2200万年前、海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れによって浸食され「龍王峡」の名の如く「龍がのたうつ」様な大迫力な景観が出来上がりました。
鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置しており、電車利用でも自動車でもアクセスがしやすく身近な絶景スポットとして、特に紅葉の時期には多くの観光客やトレッキング客が訪れます。
栃木県内のハイキングガイドの決定版!
絶景を眺めながらハイキングを楽しもう!
スタート地点となる「五龍王神社」から「川治温泉露天風呂」までの自然探究路(全長6km)が整備され、3〜4時間程のハイキングコースとなっています。
スタート地点からすでに絶景、「全国観光地百選」渓谷の部 第5位に輝いた大自然を全身で感じてリフレッシュしよう!
※倒木の影響で、大鳥居~五龍王神社の通行止めは2020年3月下旬に全面開通しました。
※ハイキング中は、山ヒルに注意してください。(サンダル素足でのハイキングは注意してください)
「むささび橋」巡回コース
●所要時間:約1時間30分
●距離:約3km
●コース:五龍王神社→虹見の滝→虹見橋→対岸散策→むささび橋→ミズバショウ群落→竪琴の滝
●オススメ度;★★★★★
「五龍王神社」から「白岩」までコース
●要時間:約1時間
●距離:約2km
●コース:五龍王神社→虹見の滝→竪琴の滝→ミズバショウ群落→むささび橋→大観→白岩
●オススメ度;★★★★☆
「白岩半島」を経て「浜子橋」までコース
●所要時間:約1時間30分
●距離:約3km
●コース:五龍王神社→虹見の滝→竪琴の滝→ミズバショウ群落→むささび橋→白岩半島→浜子橋
●オススメ度;★★★★☆
「川治温泉岩風呂」までコース
●所要時間:約3時間
●距離:約6km
●コース:五龍王神社→虹見の滝→竪琴の滝→ミズバショウ群落→むささび橋→大観→白岩半島→浜子橋→逆川林道→黄金橋→川治温泉岩風呂(薬師の湯)
●オススメ度;★★★☆☆
「龍王峡」のおすすめビュースポットを紹介!
龍王峡は、岩の種類と色によって「紫竜峡」「青竜峡」「白竜峡」と3つの区画に分けられるのが特徴です。
流紋岩が際だつ白竜峡は瀑布が多く「虹見の滝・竪琴の滝・五光岩」などの見どころ満載。
青竜峡は凝灰岩が中心で「材木岩・獅子岩・白岩」などがあり、紫竜峡は安山岩が中心となっています。
鬼怒川・川治の守神「五龍王神社」
「鬼怒川温泉」と「川治温泉」の守護神で御神体である龍神像が祀られています。
崖の上に立つ社殿の裏は、虹見橋と虹見滝を見下ろすビュースポットとなっており、ハイキングコースのスタート地点でもあります。
【施設概要】
●名称:五龍王神社
●所在地:栃木県日光市藤原
いきなりのクライマックス!?「虹見橋」
「五龍王神社」から数分で辿り着くポイントで、「龍王峡」の魅力が凝縮されています。
散策時間のない方でも、ここの景観だけは必ず押さえておきましょう!
「虹見の滝」と「五龍王神社」をメインに、大迫力な渓谷美を一望できます。
夏は涼しく、秋には燃える様な紅葉を楽しめます。
【施設概要】
●名称:虹見橋
●所在地:栃木県日光市藤原
迫力の落差「虹見の滝」
晴れた日には、陽光に輝く美しい虹が架り、鬼怒川に流れ落ちる姿から「虹見の滝」と呼ばれます。
落差が20mもあり水量も多く、間近に感じる滝の迫力に圧倒されます。
【施設概要】
●名称:虹見の滝
●所在地:栃木県日光市藤原
優雅な流れの「竪琴の滝」
「虹見の滝」ほどの迫力はありませんが趣が異なり、優雅な流れを感じる雰囲気のある滝です。
コースから40mほど外れる所に位置するため、見逃さないよう注意しましょう。
【施設概要】
●名称:竪琴の滝
●所在地:栃木県日光市藤原
必見の絶景眺望「むささび橋」
「虹見橋」から30分くらい進んだ所にある吊り橋で、崖や奇岩が作り出す景観を楽しめます。
ここから上流は川幅が狭まり、より荒々しく感じる風景が続きます。
【施設概要】
●名称:むささび橋
●所在地:栃木県日光市藤原
ちょっと一息「むささび茶屋」
ハイキングコース中、唯一の売店で「味噌おでん 300円」「ホットコーヒー 350円」「ところてん 200円」「缶ジュース 100円」と意外にリーズナブル。
「むささび茶屋」の裏にある階段を登ると公衆トイレがあります。
また、整備されたハイキングコースですが国立公園内で「クマ」や「サル」などと遭遇する可能性もあるので油断なきよう気をつけましょう。
【施設概要】
●名称:むささび茶屋
●所在地:栃木県日光市藤原
●営業時間:10:00〜15:00
●定休日:不定休
気分はブラタモリ?「柱状節理」
コースを進んで行くと、材木を立てかけたような「柱状節理」の岩肌があります。
多角形の柱状が特徴的で、地下のマグマが地表近くで冷却されて収縮してできたもの。
見晴らし抜群「大観」
見晴らしが良く、遠くまで渓谷を見渡せるビュースポットのひとつです。
伝説が残る「五光岩」
直径10m程の凝灰岩で、岩質が硬軟不均一のため流水による侵食によって、現在の形状となりました。
かつては、穴の中に水が溜まり天候により五色の光に変化して見えたという伝説が残ります。
【施設概要】
●名称:五光岩
●所在地:栃木県日光市藤原
飛んで渡れる?「兎はね」
緑色凝灰岩が中心の青龍峡の上流部で、川幅4mくらいの狭い廊下状になっており「兎が跳ねて渡れる」くらいなので、この名が付けられました。
岩肌に出来た穴「かめ穴」
かつて川底だった頃、岩質が流されてきた石より柔らかいため、渦巻きの流れの中で石が臼の働きをして削られ穴になりました。
実際の岩を見ながら詳しい案内板が設置されているので、自然学習に最適ですね。
雰囲気が一転「白岩半島」
鬼怒川の蛇行によって出来た半島で、河原に降りて川の水に触れる事ができます。
ここで一休みして先に進むもよし、車道に向かって坂道を登っていけば、折り返し地点の「白岩バス亭」があります。
【施設概要】
●名称:白岩半島
●所在地:栃木県日光市藤原
小さな発電所「川治第二発電所」
しばらくコース沿いに進んで行くと「川治第二発電所」が見えてきます。
MAPを見ながら現在地を確認する目印に便利です。
ここまで来るとハイカーの数も少なく発電所の先にある「逆川トンネル」などは、夕暮れに一人で歩くにはちょっと怖い感じです。
ですが、トンネルの中は天然のクーラー状態になっており、ついつい歩くスピードが落ちてしまいます。
【施設概要】
●名称:川治第二発電所
●所在地:栃木県日光市藤原
川治温泉の玄関口「小網ダム」
重力式のコンクリートダムで、高さ23.5m・長さ128.0m・総貯水量627千㎥立方メートルで、比較的小ぶりなダムです。
また、管理棟で「ダムカード」の配布を行っているので、集めている方はゲットしておきましょう。
※ダムカードは、2020年2月28日~8月末頃を目途に国土交通省及び独立行政法人水資源機構の管理ダム・建設中ダムについて配布が一時休止対応となっています。
【施設概要】
●名称:小網ダム
●所在地:栃木県日光市藤原
●アクセス:野岩鉄道 会津鬼怒川線 川治温泉駅より徒歩約2分、日光宇都宮道路 今市I.C.から約34分
貴重なトイレスポット「川治温泉駅」
野岩鉄道会津鬼怒川線の駅で、ハイキング中の貴重なトイレスポットでもあります。
このまま「川治温泉岩風呂」を目指すか、電車で「龍王峡」に戻るか旅の予定に合わせて選択しましょう。
「龍王峡」までは、わずか一駅ですが束の間のローカル線の旅気分を味わえオススメです。(運行本数が少ないので注意)
【施設概要】
●名称:川治温泉駅
●所在地:栃木県日光市藤原1077-4
散策の後は清流の味覚を堪能!
龍王峡の駐車場には複数の土産物店や食事処が軒を連ねています。
竜王峡に向かって一番左の店舗「竜王峡食堂」の店先には生きた「鮎」や「岩魚」の入った水槽があります。
鮎や岩魚のほか、地元の山菜を使った天ぷらや日光名物の湯葉も味わえます。
渓流の妖精を岩魚を塩焼きで食べれるなんて、何とも贅沢な気分になりますね。
「岩魚の塩焼き」700円
【施設概要】
●名称:竜王峡食堂
●所在地:栃木県日光市藤原1357
●営業時間:10:00〜16:00
●定休日:無休(天候によって臨時休業あり)
「龍王峡」へのアクセス方法
電車を利用の場合
●野岩鉄道 会津鬼怒川線 龍王峡駅下車すぐ
車を利用の場合
●日光宇都宮道路 今市I.C.から約30分
駐車場情報
●無料駐車場あり(普通車 100台)
【施設概要】
●名称:龍王峡(りゅうおうきょう)
●所在地:栃木県日光市藤原135
●URL:http://www.ryuokyo.org
「龍王峡」周辺の宿をご案内
北関東有数の温泉地である「鬼怒川温泉」と「川治温泉」の中間に位置し、大小様々なホテル・旅館があります。
旅の目的に合わせて最適な宿をお選びください。