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−目次−
市民の憩いの場、「みかも山公園(三毳山)」について
「みかも山公園(三毳山)」は、栃木県南部の佐野市と栃木市の境にある万葉集にも詠まれた里山です。
関東平野の北端に位置しており低山ながら壮大な関東平野を見渡せるのも魅力のひとつ。最高峰は「青竜ヶ岳」の標高229mと初心者でも安心して楽しめる複数の「ハイキングコース」があります。
三毳山の一部が栃木県内最大の都市公園「みかも山公園」として、公園東口広場・公園西口広場・公園南口広場などが整備され豊かな自然の中、ご家族で楽しめる憩いの場として親しまれています。
また、「花の百名山」に選定され、春にはカタクリの群生地「かたくりの里」や、秋には彼岸花が咲く「みかも万葉庭園」など四季を通して「ピクニック」や「ハイキング」などのアウトドアレジャーも楽しめます。
「三毳山」の山DATA
●名称:三毳山(みかもやま)
●所在:栃木県佐野市・栃木市
●標高:229m
●気温:6月 25℃/19℃、7月 28℃/22℃、8月 30℃/23℃、9月 26℃/20℃
栃木県内のハイキングガイドの決定版!
登山コースの入り口、南山麓に立つ「三毳神社」
お勧めの登山コース「南口のスタート地点」となるのが、小さいながらも見所の多い「三毳神社」です。
日本神話に登場する星の神「天香香背男命」が祀られ、山麓にはこの神を祀る里宮が鎮座しています。
ちょっと大げさですが、ここで「みかも山 登山」の安全祈願を行って行きましょう♪
意外にも!!? 一部で険しい登山道が待ち構えます。
スタート地点となる「三毳神社」の脇道を進むと、いきなりの急坂が立ちはだかります。
都市公園として整備されており初心者にも優しい「ハイキングコース」となってますが、この急坂に至ってはまさに初見殺し的なポイントです。
足腰が不安な方や運動靴などの動きやすい装備でない方は、ここを避けることを推奨します。(とくに下りは)
また、ハイキングコース中の複数箇所で塗装路にエスケープすることが可能なので、うまく活用しながら無理なく登山を楽しめるのも「みかも山公園」の良い所です。
ご覧の通り、急坂かつ岩場になっており季節によっては落ち葉が積もって滑りやすくなっています。
特別危険な訳ではありませんが、右側には階段状の巻き道もありますので、状況に応じて無理せず進みましょう。
急坂と長い参道階段を登り切って振り返ると、関東平野を一望する景色が広がります。
天候が良ければ東京都心や富士山の姿を拝む事も可能で、頑張って登ったご褒美ですね!
参道階段の先には、三毳神社の本殿が鎮座しています。折角ですので、軽くご挨拶してから進みましょう。
山頂神社から比較的平坦な尾根を進んで行くと、開けた「パラグライダー」の発着場に到着します。
ここからの眺めは実に見事で、遠く「筑波山」までの絶景が見渡せます。
こちらは、三毳山の名石「蝋燭岩」、蝋燭の炎の様に見えるから名付けられたそうです。
登山道にはこうした「奇岩」が複数あり、それぞれチェックしながら進んで行くのも面白いですよ!
中岳山頂(標高210m)にある三角点です。残念ながら、樹木に囲まれており眺望はほとんど無し。
登山者の行き来も多く、ここでは余りゆっくりとは過ごせませんね。
「中岳」と「青竜ヶ岳」の中間あたりに位置する「関所跡」にある祠(道祖神)。
この関所跡は、古代7道の1つ「東山道」の重要な関所の1つであったと言われています。
山道をしばらく道なりに進んで行くと「青竜ヶ岳(229m)」のピークに到着します。
ピーク付近になると標高の割に適度にキツく、それなりの達成感を味わえます!
「青竜ヶ岳」の山頂からは、佐野や足利の市街地を一望でき「日光連山」や「赤城山」、天気が良ければ「日本アルプス」の山々も望めます。
また、低山ならではの悩みではありますが夏季シーズンはかなりの高温となりますので、水分補給はこまめに行ってくださいね。あとアブやハチなどの虫が多い、。
山頂から折り返して南口に戻るか、東口に向かい「とちぎ花センター」を経由するか、北側に降りて「かたくりの里」へ向かう事もできます。
ただし、「カタクリ」シーズン以外ではとくに見所もなく「北側」はあまりお勧めしません。
「カタクリ」をはじめ、四季の豊かな自然も魅力です!
春は「カタクリ」に「桜」、夏は鮮やかな紫陽花、秋には「彼岸花」や山全体を彩る「紅葉」など四季を通して様々な自然を満喫できます。
例年3月中旬〜下旬にかけて「カタクリ」の群生が見頃を迎え、山の斜面2,000㎡に5万株咲く光景はまさに圧巻です。
ゴールデンウィーク前後には各所で「山つつじ」が新緑の三毳山を鮮やかに彩ります。
新たに植えられた「山つつじ」もあり、隠れた名所になるかもしれませんね。
ハイキング中、運が良いとこんな山の住人との出会いもあります。
「クワガタ虫」の他、「スズメバチ」や「マムシ」「イノシシ」などの危険生物も生息していますので油断禁物です。
お彼岸には一ヶ月ほど早い8月後半頃に山中で見かけた「白い彼岸花」。
天変地異の前触れかとも思いましたが「シロバナマンジュシャゲ」という赤と黄色の彼岸花から生まれた雑種だそうです。
例年9月の公園内では、「彼岸花」が見頃を迎え西側にある「万葉庭園」では群生が楽しめ一面に「彼岸花」が咲き誇ります。
紅葉の見頃は例年11月後半~12上旬頃となり秋色に染まる「みかも山」散策はとくにお勧めですね。
ジメジメとした季節にはこの様な「謎のキノコ」にも出会えます(笑) 高確率で毒が有りそうなのでくれぐれも食することはないように、。
みかも山の西側にも様々なスポットが満載!
山頂神社から中岳を目指さずに西側の「わくわく展望コース」へ進むと、お子様連れのご家族で楽しめるスポットが点在しています。
ハイキングだけではなく、自然の中で遊べるスポットが満載なのも「みかも山公園」の特長です。
「琴平神社」と三毳山七石のひとつ「天狗岩」。
相模の国最乗寺の守護神「道了天狗」が祀られ、渡良瀬川舟運の信仰の一つだそうです。
「関東富士見百景」の富士見台(展望台)。ちょっと秘密基地的な建物で冒険心が擽られます。
ぐるっと360度大パノラマを見渡せる園内随一のビュースポットとなっています。
天気の良い空気の澄んだ日には、遠く「富士山」や「東京スカイツリー」を望むことができます。
こちらは、東京方面の展望。蜃気楼の様なビル群がズラっと並んでいるのが確認できます。
東京タワーや新宿などの都心部をはじめ、立川辺りの西東京付近にもずいぶんと高層ビルが増えましたね。
山肌の斜面を下る「スレンレスチューブスライダー(無料)」。
6〜12歳までと年齢制限があるのでご注意ください。
わんぱく広場にある「冒険砦(展望台)」。こんな大掛かりなアスレチックが無料で楽しめちゃいます。
わんぱく広場・基本情報
利用時間 | 17:30閉鎖(10〜2月は17時まで) |
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少し下った所に広い公園があります。この公園が目的なら塗装路から直接アクセスすることが出来ます。
また、トイレや売店などもあり家族連れで一日楽しめるレジャースポットです。
40種類のハーブが栽培される「みかもハーブ園」
みかも山公園 西口にある「みかもハーブ園」では、ラベンダー・カモミール・ミント・セージなどのハーブを鑑賞できます。また、ハーブ園内にある「香楽亭」では、ハーブティーやアロマグッズなどを購入できます。
香楽亭・基本情報
営業時間 | 9:00〜16:30 |
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休業日 | 火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
時季外れで残念んな感じですが、ハーブ園の見頃は6月です。
その期間「みかもハーブフェスタ」が開催され、多くの見物客が訪れます。
体力に合わせて「フラワートレイン」を利用しよう!
みかも公園内では、コスモス号、キスゲ号、カタクリ号、アジサイ号の4台のフラワートレインが運行しており、乗り場が東口・南口・西口にあり、わんぱく広場までの間を結んでいます。
フラワートレイン・基本情報
利用料金 | 大人(高校生以上):500円 子供(3才~中学生):300円 ※1日フリー券です。何度でも乗降できます。 |
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休業日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)及び年末年始は定休日 |
「みかも山公園(三毳山)」の基本情報
開園時間
●8:30〜18:30(3/1〜9/30)
●8:30〜17:30(10/1〜2/28)
入園料
●無料
休園日
●年中無料
※公園内の香楽亭・フラワートレイン・売店及び、緑の相談所については、毎週火曜日(祝日の場合は翌日)が定休日、年始年末(12/29〜11)が休業となります。
「みかも山公園(三毳山)」へのアクセス方法
電車を利用の場合
●JR両毛線 岩舟駅よりから約5.5km、東武日光線 静和駅より約7.0km
●JR栃木駅 南口より「ふれあいバス」岩舟線(東回り)で約30分(とちぎ花センター前)
車を利用の場合
●南口駐車場(普通215台):東北自動車道 佐野藤岡I.C.より約1.0km
●東口駐車場(普通233台、大型6台):東北自動車道 佐野藤岡I.C.より約3.0km
●西口駐車場(普通365台、大型20台):東北自動車道 佐野SA上りスマートI.C.より約1.4km
施設概要
施設名 | みかも山公園 |
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URL | https://www.park-tochigi.com/mikamo/ |
所在地 | 栃木県栃木市岩舟町下津原1747-1 |
TEL | 0282-55-7272 |
「みかも山公園(三毳山)」散策に最適な宿
東北自動車道 佐野藤岡I.C.や佐野プレミアム・アウトレットにも近く周辺に多くのホテル・旅館があります。
旅の目的に合わせて最適な宿をお選びください。
東側山麓には「とちぎ花センター」
約3万株が植栽される花壇をはじめ、国内最大級を誇る「大型温室」や青バラ「青龍」や「オンディーナ」を作出した育種家 故小林森治氏のコレクションを保存するバラ園がある植物園。
その他、カフェを併設する多目的ホールでは様々なイベントが行われ、登山中の休憩にも利用できます。
「とちぎ花センター」の基本情報
開園時間
●3月~10月 9:00~17:00
●11月~2月 9:00~16:30
休園日
●月曜日(祝日の場合はその翌日)
温室料金
●大人(高校生以上)410円、小人(小・中学生)200円
「とちぎ花センター」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●JR両毛線 岩舟駅から約4km
●東武日光線 静和駅から約6km
車を利用の場合
●東北自動車道 佐野・藤岡インターから小山方面に3.5km、車で5分
施設概要
施設名 | とちぎ花センター |
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URL | http://www.florence.jp |
所在地 | 栃木県栃木市岩舟町下津原1612 |
果物狩り体験が楽しめる「いわふねフルーツパーク」
「いわふねフルーツパーク」では、栃木を代表する特産品の「いちご」をはじめ、ブルーベリー・ぶどう・梨などのフルール狩りを一年を通して楽しめます。
併設されている産物直売所「マルシェいわふね」では、地元産の新鮮な農産物やフルーツパークで収穫した旬のフルーツを使った手づくりジェラート、手作りの惣菜・弁当やパンなども販売されており、ここで購入してから「みかも山公園」でピクニック気分で昼食するのもお勧めです!
「いわふねフルーツパーク」の基本情報
開園時間
●2月~10月 8:30~17:00
●11月~1月 9:00~16:30
休園日
●月曜日(祝日の場合は営業)
収穫体験
●要事前予約
「いわふねフルーツパーク」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●JR両毛線 岩舟駅から約4km
●東武日光線 静和駅から約6km
車を利用の場合
●東北自動車道 佐野・藤岡I.C.から約5分
駐車場情報
●300台(大型10台)
施設概要
施設名 | いわふねフルーツパーク |
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URL | https://iwafune-ichigo.jp |
所在地 | 栃木県栃木市岩舟町下津原1585 |