「太田市歴史公園」徳川発祥の地をめぐる旅

「太田市歴史公園」徳川発祥の地をめぐる旅

隠れた名所「太田市歴史公園」の見どころ紹介

世良田東照宮の御黒門群馬県太田市には多くの「古墳群」や「新田荘」に関連する史跡が点在し、中でも尾島地域は「徳川氏のルーツ」とされ「世良田東照宮」や「長楽寺」などの徳川家所縁の寺社、「歴史資料館」で構成される歴史公園が整備され歴史ロマンを感じるスポットとなっています。

世良田義政館跡歴史公園の西側には芝生広場があり、古くから新田氏一族・世良田氏の館跡(推定)と伝えられています。
1988年(昭和63年)に実施された発掘調査では「比丘尼蓮性板碑(びくにれんしょういたび)」が出土したほか、堀の一部や小溝なども見つかりました。

なぜ、太田市が徳川発祥の地に?

徳川義季公累代の墳墓平安末期の「後三年の役(ごさんねんのえき)」を平定した源義家(みなもとのよしいえ)の孫「源義重(みなもとのよししげ)」によって、この地に新田荘が開かれました。
その子である「新田義季(にったよしすえ)」は、新田郡世良田荘徳川郷(現在の太田市尾島町)に館を構え「世良田(せらた)・得川(とくがわ)」を称しました。

世良田山 葵の御門後に江戸幕府を開いた「徳川家康(とくがわいえやす)」が、清和源氏(せいわげんじ)を僭称する際に「松平氏(まつだいらし)」の始祖とされたことから、世良田・得川の地は「徳川氏発祥の地」として江戸幕府の厚い庇護を受け栄えた名残が現代でも残されています。

世良田東照宮

世良田東照宮の本殿「世良田東照宮」は、世良田と徳川氏との由縁から、1644年(寛永21年)に創建されました。
三代将軍「徳川家光」により、国重要文化財に指定される「日光東照宮の元社殿(拝殿・唐門・本殿・鉄燈籠)」や「宝物」などが移築され、江戸の宮大工「左甚五郎(ひだりじんごろう)」作と伝わる彫刻「巣籠もりの鷹」は必見!

世良田東照宮の受付2021年(令和3年)に再建された宝物館では、「家康公着初めの鎧」や「了戒作の太刀(国重文)」「棟札(国重文)」などが展示されています。

普光庵跡境内には、「真言院井戸(しんごんいんいど)」や「普光庵跡(ふこうあんあと)」など長楽寺に関連する遺構も残されています。

「普光庵跡(ふこうあんあと)」とは
長楽寺の基礎を固めた「月船和尚」のために建てられた塔所で、弟子6人の遺骨も埋葬されており禅宗の共同葬を実証した貴重な遺構です。

「世良田東照宮」の基本情報

拝観時間
●9:30〜17:00(最終入場 16:30)

宝物殿拝観料
●大人 300円、子供 100円

「世良田東照宮」へのアクセス情報

電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 世良田駅より徒歩約15分(駅前に無料レンタサイクルあり)
●JR高崎線 深谷駅よりタクシーで約20分

車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約50分
●関越自動車道 花園I.C.より約30分
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約20分

駐車場情報
●無料駐車場あり

【施設概要】
●施設名:世良田東照宮
●所在地:群馬県太田市世良田町3119-1
●URL:http://www.net-you.com/toshogu/

世良田山 長楽寺

世良田山 長楽寺の山門「長楽寺」は、1221年(承久3年)徳川氏の始祖「新田義季」が創建したとされ、室町時代には関東十刹の一つにも数えられました。

世良田山 長楽寺の三仏堂境内にある「三仏堂(県重要文化財)」は、1651年(慶安4年)三代将軍「徳川家光」によって再建され、「過去・現在・未来」を見護る三世仏が安置されています。

太鼓門の正面「太鼓門(県重要文化財)」は、江戸初期の建物で屋根は「銅板葺き」、板壁や門扉は「丹漆(たんしつ)」と個性的なデザインで目を引きます。楼上には太鼓がかけられ、時報や行事などの合図に使用されていました。

「世良田山 長楽寺」へのアクセス情報

電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 世良田駅より徒歩約15分(駅前に無料レンタサイクルあり)
●JR高崎線 深谷駅よりタクシーで約20分

車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約50分
●関越自動車道 花園I.C.より約30分
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約20分

駐車場情報
●無料駐車場あり

【施設概要】
●施設名:世良田山 長楽寺
●所在地:群馬県太田市世良田町3119-6
●URL:http://serada-chourakuji.jp

新田荘歴史資料館

新田荘歴史資料館の正面外観「新田荘歴史資料館」では、歴史公園内にある「世良田東照宮」や「長楽寺」に関連する文化財を中心に、古墳や遺跡・新田荘の歴史資料などが展示されています。

新田荘歴史資料館の館内太田市は古代より栄えた土地で、市内には多くの古墳が点在し、太平記で知られる「新田氏」や「徳川氏」との関わりなど見どころ満点です。

太田市歴史公園の庭園歴史資料館の前には日本庭園が広がり、そこには直径18mの「円墳(長楽寺遺跡1号墳)」があったとされます。
現在では、石室の位置を示す印のみが残されています。

「新田荘歴史資料館」の基本情報

開館時間
●9:30〜17:00(最終入館 16:30)

休館日
●月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

入館料
●一般 200円、団体 160円(20名以上)
※中学生以下は無料

「新田荘歴史資料館」へのアクセス情報

電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 世良田駅より徒歩約20分(駅前に無料レンタサイクルあり)
●JR高崎線 深谷駅よりタクシーで約20分

車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約55分
●関越自動車道 花園I.C.より約40分
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約20分

駐車場情報
●乗用車 100台(歴史公園の駐車場を利用)

【施設概要】
●施設名:新田荘歴史資料館
●所在地:群馬県太田市世良田町3113-9
●URL:http://www12.wind.ne.jp/tomohm/

近隣スポット①「縁切寺満徳寺資料館」

縁切寺満徳寺資料の外観「太田市歴史公園」から車で5分ほどにある「縁切寺満徳寺(えんきりでらまんとくじ)」は、鎌倉の「東慶寺(とうけいじ)」と共に、国内に2つしか存在しない江戸幕府公認の縁切寺として知られていました。

「縁切寺」とは
江戸時代に、夫から逃げて駆け込んだ妻を保護し離婚調停を行った尼寺のことで、ここ満徳寺は徳川家康の孫娘「千姫(せんひめ)」が入寺し再婚した由縁から、幕府公認の特別許可が与えられました。

縁切寺満徳寺資料館の展示物館内では、縁切寺に関する展示を中心に「三くだり半」や「縁切り文書」など、江戸時代の離縁について詳しく学べ、現代よりも優れた当時の制度に驚かされます。

切寺満徳寺の復元資料館に隣接する「遺跡公園」には、「本堂」や「駆け込み門」などが復元されており当時の姿を偲ぶことができます。

「縁切寺満徳寺資料館」の基本情報

開館時間
●9:30〜17:00(最終入館 16:30)

休館日
●月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

入館料
●一般 200円、団体 160円(20名以上)
※中学生以下は無料

「縁切寺満徳寺資料館」へのアクセス情報

電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 世良田駅より徒歩約35分(駅前に無料レンタサイクルあり)
●東武伊勢崎線 木崎駅よりタクシーで約20分

車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約50分
●関越自動車道 花園I.C.より約40分
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約20分

駐車場情報
●普通車 14台、大型車 4台

【施設概要】
●施設名:縁切寺満徳寺資料館
●所在地:群馬県太田市徳川町385-1
●URL:http://www8.wind.ne.jp/mantokuji/

近隣スポット②「道の駅おおた」

道の駅おおたの外観国号17号沿いにある「道の駅おおた」は、屋台形式のグルメコーナー「ケータリングカービレッジ」をはじめ、地元産の農産物や特産品などが販売され、24時間利用できる「無料休憩所」は大変便利です。

道の駅おおたの店内施設内では、採れたての新鮮野菜や近隣の特産品・土産品を数多く取り扱っており、太田市の名産品「大和芋」は贈答品にも最適です。また、市内に生産拠点のある「SUBARU(スバル)」の公式グッズなども購入できます。

太田焼きそばといもフライ「太田焼きそば」や「いもフライ」などの地元B級グルメも豊富で、「太田市歴史公園」の周辺には食事スポットが少ない事もあり、ここでお弁当などを購入しておくのもお勧めです。

「道の駅おおた」の基本情報

営業時間
●9:00~19:00
※休憩コーナー、トイレ、駐車場は24時間利用可能

休業日
●3・5・9・11月:第4水曜日
●7月:第3水・木曜日
※その他、年末年始(12/30~1/3)

「道の駅おおた」へのアクセス情報

電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 世良田駅より徒歩約23分(駅前に無料レンタサイクルあり)
●東武伊勢崎線 木崎駅よりタクシーで約26分

車を利用の場合
●北関東自動車道 太田藪塚I.C.より約30分
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約25分

駐車場情報
●普通車 126台、身障者用 4台、大型 40台、EV急速 1台、2輪車駐輪場
※その他、RVパーク 5台(有料)

【施設概要】
●施設名:道の駅おおた
●所在地:群馬県太田市粕川町701-1
●URL:https://www.michinoeki-ota.com

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