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−目次−
群馬県立ぐんま昆虫の森について
群馬県桐生市にある「昆虫」をテーマとした体験型教育施設で、2005年(平成17年)8月にオープンしました。
東京ドーム約14個分(約48ha)の広大な園内には里山風景が復元され、自然環境に近い状態で昆虫を飼育しています。
メイン施設の「昆虫観察館」では、クワガタやゲンゴロウなどの里山に住む昆虫をはじめ、「ヘラクレスオオカブト」など国内外の昆虫生体や標本展示などを見学することができます。
併設の「昆虫ふれあい温室」では、亜熱帯の風景が再現され日本最大級の蝶「オオゴマダラ」が舞う姿は必見です!
また、広大な屋外フィールドエリアは「不二山沼・雑木林・桑畑・水田」4つのゾーンで構成され、「里山散策」や「かやぶき民家」での里山生活を体験できます。
「ぐんま昆虫の森」見学時の注意事項
・昆虫などの動植物の持ち帰りは禁止です。
・虫かごの園内持込は禁止です。
・ペットを連れての入園は禁止です。
・ゴミは持ち帰りましょう。
・園内でのテント張り・バーベキューは禁止です。
・ボールなど道具を使用した遊びは禁止です。
・園内およびその周辺は喫煙です。
昆虫観察館のみどころ紹介
「昆虫観察館」は、世界的建築家の「安藤忠雄氏」が設計した3階建の建物で、巨大なガラスドームが目を惹きます。
館内では、亜熱地方の蝶や国内外の昆虫たちの展示。各種体験プログラムなどが実施されています。
総合案内カウンター|3F
館内に入ってすぐにある「総合館内カウンター」では、開催イベントの紹介やスタンプラリーの用紙などを配布しています。見逃しがないよう、ここでしっかりチェックしましょう。
スタッフの方に「JAFカード」を提示すると、ご覧の「オリジナル昆虫カード」をゲットできます!
※JAF会員ご本人さまのみ対象。
昆虫ふれあい温室(大温室)|1・2F
広さ1,100㎡・天井高21mの「昆虫ふれあい温室」では、沖縄の離島「西表島」の風景が再現され、亜熱帯の植物が生い茂る中を国内最大級の蝶「オオゴマダラ」をはじめ、色鮮やかな蝶たちが飛び交う幻想的な光景を見学できます。
「オオゴマダラ」は、羽を広げると約13cmにもなり、温室内をバサバサと緩やかに飛び回る姿が印象的。
「オオゴマダラ」とは
東南アジア広域に分布し、国内では奄美大島の東側に位置する喜界島・与論島以南の南西諸島に分布している国内最大級の蝶。白黒のまだら模様が特徴的で、フワフワと新聞紙が風に乗って舞っているように見えることから「新聞蝶」とも呼ばれます。
普段は枯れ葉の様な地味な見た目ですが、羽を広げるとコバルト色に輝く「コノハチョウ」。沖縄県では天然記念物に指定されています。
また、花や葉に目を凝らすと『日本一美しいバッタ』と呼ばれる「イリオモテモリバッタ」の存在に気が付きます。食欲旺盛で温室内の植物が食べ尽くされないかと心配になるほど(笑)
里山の昆虫たち|2F
現在では、失われつつある里山風景。そこに生息する「昆虫」や「生き物」たちの様子を学べる展示スペース。
「カブトムシ」や「クワガタ」、「ゲンゴロウ・タガメ」などの生体を通年で観察することができます。
こちらは、「ノコギリクワガタ」の標本展示。展示方法も工夫されており、とても分かりやすく紹介されています。
昆虫の素晴らしい世界|2F
「昆虫とは何か?」をテーマに、各種パネル展示をはじめ、生体や標本などで詳しく学べるスペースです。
「ヘラクレスオオカブト」や「ニジイロクワガタ」など、世界の昆虫たちを生きている状態で観察でき、お父さん達も大興奮間違いなし!?
プログラム学習コーナー|2F
プログラム受付カウンターでは、「里山歩き・昆虫クラフト・飼育室探検ツアー・温室ガイド」などのプログラム体験予約の受付を行っています。
フロアに設置された「芋虫型のベンチ」。是非とも座り心地をお試しください。
クラフトコーナー|2F
プログラム受付カウンターの向かいにある「クラフトコーナー」では、野外フィールドで集めた材料などを使用した「クラフト体験」など様々なワークショップを実施しています。
こちらは、プロの作家さんが手がけたクラフト作品の展示。とても紙で出来ているとは思えない精巧さですね。
展示室(企画展/季節展)|3F
昆虫ふれあい温室の出口付近にある「展示室」では、定期的に「季節展」や「企画展」が開催されます。
昆虫の王様「カブトムシ」と「クワガタ」をテーマとした「夏の特別展示」の様子。やはり、昆虫といえば夏休み期間がベストシーズンになりますね!
食草・育成温室|別館
別館にある「育成温室」には、卵から蝶に羽化させる「チョウ飼育室」と、蝶を産卵させ卵を採る「育成温室」があります。
また、併設の「食草温室」では蝶の幼虫が食べる植物の栽培が行われています。
フォローアップ学習コーナー|別館
「フォローアップ学習コーナー」では、昆虫に関する図鑑や読み物、絵本などが貯蔵されており、1万冊以上の書籍が並ぶこの光景はちょっとした「映えスポット」ですね。
ミュージアム・ショップ|別館
「ミュージアム・ショップ」で販売される昆虫関連グッズ類は、国内最大級といわれる多彩な品揃えを誇ります。
こちらは、近年話題の「昆虫食」販売コーナー。コオロギの粉末を配合した「オツマミ」や「スナック」など様々な製品が販売されています。まぁ、イナゴの佃煮なんかは昔から食べられていますがね。
ミュージアム・カフェ|別館
「ミュージアム・カフェ」では、カレーライス・うどん・ソースカツ丼などの「軽食」や、カレーパンやポテトといった「スナックメニュー」を楽しめる園内で唯一の飲食スポットです。
カフェカウンターには、「タガメサイダー」なる気になる案内が!?
独自の製法で抽出された「タガメエキス」が0.3%配合され、タガメの持つフルーティーな香りを忠実に再現したスッキリ爽やかな炭酸飲料だそうですw
野外フィールドエリアの見どころ紹介
「昆虫観察館」の外には、4つのゾーンで構成される広大な「野外フィールドエリア」が広がっています。
園内とはいっても里山の自然の中を散策しますので、「歩きやすい靴」や「虫除け」などを準備しておくことをお勧めします。
かやぶき民家|桑畑ゾーン
ぐんま絹遺産及び市指定重要文化財に指定される「やぶき民家(赤城型民家)」です。庭先では、竹馬や羽子板・竹ぽっくりなど昔ながらの懐かしい遊びを体験できます。
民家内ではかつて盛んだった「養蚕」の様子が再現され、靴を脱いで室内を見学することができます。スタッフの方も常駐しているので、気になる点があれば何でも質問してみましょう!
こちらは、室内にある「繭棚」の様子。生きたカイコも飼育されており、当時の里山の暮らしを疑似体感できます。
「ぐんま絹遺産」とは
群馬県内にある養蚕・製糸・織物などの絹産業に関わる建造物や構造物、民俗や祭礼に関わる行事や芸能・関係資料などを展示した施設、稼働中の生産や流通施設などの中で、県が「ぐんま絹遺産」として指定した施設。
バッタの原っぱ|富士山沼ゾーン
田んぼ・池・畑・雑木林に囲まれた原っぱで、バッタをはじめとした昆虫たちの観察ができます。虫アミを持って「虫取り体験」するのもお勧めです。
フィールドステーション|富士山沼ゾーン
野外フィールドに2ヶ所ある休憩施設で、「トイレ」や「自動販売機」が設置されています。散策中の貴重な休憩スポットなので、案内MAPなどで位置を把握しておきましょう。
建物前にある「アリジゴク」の展示スペース。「アリジゴク」は「ウスバカゲロウ」の幼虫で、子供の頃よく息を吹きかけて幼虫を捕まえて遊んでいた思い出があったり。。
雑木林|雑木林ゾーン
「雑木林ゾーン」には、コナラやクヌギをはじめ、様々な樹木が植えられ自然な状態で昆虫たちが過ごせる環境が作られています。
雑木林を進んで行くと、「ふじ山(標高285.6m)」の山頂に到着します。山頂付近の眺望はありませんが、石塔や祠が設置されておりちょっとした達成感があります。
「群馬県立ぐんま昆虫の森」の基本情報
入園料
●一般 410円、大学生・高校生 200円、中学生以下 無料
開園時間
●9:30〜16:00(最終入園は閉園時間の30分前)
休園日
●毎週月曜日(月曜が祝日の場合、翌火曜日)、年末年始
※その他、メンテナンスなど臨時休園あり。
「群馬県立ぐんま昆虫の森」へのアクセス情報
電車を利用の場合
●東武桐生線 赤城駅よりタクシー利用 約10分
車を利用の場合
●北関東自動車道 伊勢崎I.C.より約25分
駐車場情報
●普通車 300台(無料)
【施設概要】
●施設名:群馬県立ぐんま昆虫の森
●所在地:群馬県桐生市新里町鶴ヶ谷460-1
●URL:http://www.giw.pref.gunma.jp