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−目次−
館林市の古刹「茂林寺(もりんじ)」とは
群馬県館林市にある1426年(応永33年)大林正通大和尚によって開山された曹洞宗の寺院。
おとぎ話「分福茶釜」の舞台の寺として知られ、参道には個性豊かでユニークな狸像が並び参拝者を楽しませてくれます。
宝物室(有料)では現存する「茶釜」や掛軸・狸コレクションなど拝観することが可能です。
また、無料観光ガイド「ぶんぶくガイド」(要予約)により、茂林寺の歴史や小話を学ぶことができます。
「分福茶釜」にまつわる伝説
分福茶釜には、おとぎ話の「ぶんぶく茶釜」と「分福茶釜伝説」のふたつの説話があります。
おとぎ話では、和尚が手放した茶釜が、綱渡りなどの芸を行いこれを見世物商売に一財を築いた屑屋が、茶釜を茂林寺に返還し寺の什宝となった話。
また、茂林寺に残る伝説では、狸の化けた茶釜ではなく、古狸の老僧守鶴愛用した「福を分ける」分福茶釜とされています。
千人の僧が集まる法会が行われた際に茶を点て続け、「一昼夜汲み続けても茶釜の湯がなくなることは無かった」という逸話が残っています。
見どころ満点の境内を散策!
「黒門(総門)」
1468年(応仁2年)に建立された「茂林寺」への入口となる立派な門です。
「黒門」へと続く仲見世通り、空き店舗が気になるものの良い感じの雰囲気が漂っています。
地域貢献の為にも是非お土産を購入して帰りましょう!
狸が並ぶ「参道」
「黒門」から「赤門」へと続く参道には、総勢い24体の狸像が出迎えてくれます。
季節によって「雛祭り」や「端午の節句」などの衣装が着せられ、キュートさ倍増です。
それぞれの狸像に焦点を当ててみると、どれもユニークな表情をしていて何だか癒されますね。(目の焦点が若干怪しいですがw)
赤門(山門)
1694年(元禄7年)の建立の「黒門」と「本堂」の中間にある山門。
門の下にはベンチが設置されており、散策中の休憩に持ってこいですね。
分福茶釜が安置される「本堂」
1468年(応仁2年)に建立、1727年(享保12年)に改築が行われた本堂で、ご本尊の「釈迦牟尼仏像」が祀られています。
本堂北側にある一室には、什宝である「分福茶釜」が安置され、本堂前にある県天然記念物「ラカンマキ」も見事です。
本堂前にある臨時受付には「宇宙よりも遠い場所」の巡礼ノートが設置されています。
作中、茂林寺をモデルとしたシーンも多く、ぜひチェックしてみてください。
守鶴和尚を祀る「守鶴堂」
茂林寺に分福茶釜をもたらした守鶴和尚を祀っているお堂で「分福茶釜」伝説の始まりの地です。
お堂の前には、沢山の狸の置物と年季の入った狸像が設置されています。
「茂林寺」の基本情報
参拝料金
●無料
宝物館
●大人:300円 (団体20名様以上1割引)
●こども:150円
参拝時間
●8:00~16:00
定休日
●木曜日(不定休)
「茂林寺」へのアクセス方法
電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 茂林寺前駅から徒歩約5分
車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約10分
駐車場情報
●無料駐車場あり
【施設概要】
●施設名:茂林寺
●所在地:群馬県館林市堀工町1570
●URL:http://www7.plala.or.jp/morin/
時間があれば「茂林寺沼公園」散策もオススメ!
茂林寺北側には群馬県指定天然記念物である「茂林寺沼」及び「低地湿原」が広がり、野鳥や湿原植物の生育地として環境保護されています。
また、公園内にある「茂林寺沼ホタルの里」では、毎年6月下旬〜8月にかけて「ヘイケボタル」を観賞することができます。
「茂林寺沼」を一周できる遊歩道が整備されており、里沼の豊かな自然を感じながらウォーキングを楽しむ事ができます。
「茂林寺公園」へのアクセス方法
電車を利用の場合
●東武伊勢崎線 茂林寺前駅から徒歩約5分
車を利用の場合
●東北自動車道 館林I.C.より約10分
駐車場情報
●無料駐車場あり