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那須高原「南ヶ丘牧場」について
栃木県の那須高原(標高700m)にある観光牧場で、様々なアクティビティを体験する事ができ、牧場内で販売される新鮮な牛乳やオリジナルの乳製品なども人気で、ご家族で楽しめるオススメのスポットです。
また、那須高原の豊かな自然と牧場の長閑な景色が相まって、高原リゾート感を存分に感じられ大人でも十分に楽しめる魅力をご案内します。
「那須開拓」と那須高原「南ヶ丘牧場」の関係性とは
「ブラタモリ」にも取り上げられ話題となりましたが、戦後の混乱を乗り越え石ころだらけの不毛な荒野が、日本を代表する一大リゾートへ変貌した壮大なストーリーがあります。
元々、那須は温泉地(湯治場)として知られてはいましたが、戦後の昭和23年、旧満州から帰還した人々が、那須一帯に残された石ころだらけの土地開拓を始めました。 ここら一帯は、那須連山の火山活動による大量の安山岩や標高の影響で耕作が難しく消去法で酪農が盛んなエリアとなりました。
当時、那須にはなんの娯楽もなく温泉目当てに訪れた旅行者が、仕方なく牧場見学を行なっていた様子を見た南ヶ丘牧場の創業者が牧場で食事や乳製品などの提供始めたことをキッカケとし牧場と絡めた観光開発が始まりました。
現在では、当たり前となった「リゾート×牧場」の図式はこうして生まれたんですね!
美味しいソフトクリームの秘密は「ガーンジィ牛」
那須高原 南ヶ丘牧場へ来たなら必ず食べたい「牧場ソフトクリーム」の美味しさの秘密のは乳牛の品種にあります。
その名は、「ガーンジィ牛」といい日本全体でわずか約200頭しかいない希少な品種の乳牛です。
その歴史は古く、明治20年にイギリス領チャンネル諸島のガーンジィ島から輸入され、 南ヶ丘牧場では昭和20年代より飼育が始まりました。
通常のホルスタイン種に比べ体格が小さく乳成分が高いため、乳量が少なくとても貴重な牛乳です。美味しい牛乳のポイントは、「蛋白質」と「無脂固形分」が多いことがあげられ、「濃厚で甘みがあり、クリーミーだが後味スッキリ」ガーンジィ牛乳の美味しさの秘密です。
栄養価の高い黄色味がかった色から「ゴールデンミルク」とも呼ばれ、南ヶ丘牧場の「ガーンジィゴールデンミルク」は全国ご当地牛乳グランプリで最高金賞受賞し、「那須ブランド」にも認定されています。
牧場内では沢山の動物たちと触れ合えます。
心癒される「動物ふれあい広場」
ヤギや羊たちにエサをあげたり、触れ合う事で動物たちを身近に感じられます。
動物たちはとても大人しいので、小さなお子様でも安心です。
この日は、ちょうど「羊毛刈り体験」イベントを行なっており皆さんおっかなビックリで羊の毛を刈っていました。
●主な動物:ヤギ、ヒツジ
●入場料:¥200(子供同料金 3歳未満無料)
●動物の餌:¥100(別売り)
※受付16:30まで(時期により延長あり)
那須岳を背景に「乗馬体験」
馬の背中に跨り普段より高い目線から眺める那須高原の景色は格別です。
1周約200mコースでスタッフが引き馬してくれるので、初めての方でも安心して乗馬体験が出来ます。
●料金:¥750円(一人乗り)、1,290円(二人乗り)
※二人乗りは大人(18歳〜65歳)とお子様(1歳~小学生未満)、合計体重100kg以下
※受付16:30まで(時期により延長あり)
萌え要素満点?「乗ロバ」
なんとも愛くるしいロバの背中に乗る「乗ロバ体験」が出来ます。
大きな馬はちょっと怖い…という小さなお子様に最適ですね。
●料金:¥750円(一人乗り)
※体重制限:40kgまで
※受付16:30まで(時期により延長あり)
気軽に釣り体験「釣り堀」
綺麗な水の大きな釣り堀にでは、沢山のニジマスが元気に泳いでいます。
釣った魚はその場で塩焼きにできますので、まさに一粒で二度美味しいって感じですね。
●釣り竿・餌代:220円
●塩焼き(1匹):540円
●持ち帰り(1匹):540円
※ハラワタを抜いて塩をまぶして渡してくれます。(保冷パック別売:110円)
牧場の景色を眺めながら散策しよう!「憩いの小道」
憩いの小道では、那須岳など雄大な景色を眺めながら、牧場内を散策できます。
途中、ロバやガーンジィ牛を間近に見る事ができ、ぐるっと一周してみるのもオススメです。
やっぱり気になる「牧場グルメ」
新鮮な牛乳とソフトクリームが魅力「ミルク茶屋」
南ヶ丘牧場に来たなら必ず食べたい名物「バニラソフトクリーム」。
ガーンジィ牛の牛乳を使った濃厚でクリーミーだけども後味引かないない味わいです。
店頭にある券売機で食券を買うスタイル、何やら100円高い「プレミアムバニラ」もあり、どれにしようか迷ってしまいますね。
ロジア直伝・牧場名物のピロシキではなく「ペロシキ」。
ペロシキとは、創業者である初代場長が、満州で教わった現地の味を再現したのが始まりとされます。
南ヶ丘牧場では、現地で耳にした「ペロシキ」という名をそのまま現在も商品名としています。
ちなみに、この日はホテルの朝食を食べ過ぎ…ペロシキの購入を断念。。
【施設概要】
●施設名:ミルク茶屋
●営業時間:8:00~17:30(夏季、繁忙期は延長あり)
様々なお土産を買える「牧場売店」
入口すぐにある「牧場売店」では、各種乳製品やアイスクリーム、手作りのお菓子など様々な商品が売られています。
自家製「シュークリーム」などの「ガーンジィ牛」を使った乳製品はもちろん、栃木県内の工芸品なども取り扱っており栃木観光のお土産を纏めて購入することもできます。
牧場ならではの「お食事処」
豊富なメニューを楽しめる「お食事処 庄屋」
白河郷の旧庄屋を移築したという趣のある店構え。
人気No.1メニューは、自社産牛肉を使ったデミグラスハンバーグ。
【施設概要】
●施設名:お食事処 庄屋
●営業時間:8:00~17:30(17:00 L.O.)
●朝食・喫茶:8:00~9:30
●喫茶:9:30~11:00(喫茶のみ提供)
●昼食:11:00~17:30
※サンガ休館日は、ジンギスカンメニュー・牧場ラーメンも提供。
ヘルシーで人気!「ジンギスカンハウス サンガ」
ヘルシーで女性に人気のラム肉や、牛肉と豚肉もジンギスカンスタイルで楽しめます。
ペットとお越しの方は、屋外のテーブルを使うことも可能です。
【施設概要】
●施設名:ジンギスカンハウス サンガ
●営業時間(夏季):11:00~15:00(土日祝) ※夏休み期間は毎日営業
●営業時間(冬季):休業(12月~3月中旬)
※平日、冬期間は「お食事処 庄屋」でジンギスカンメニューを楽しめます。
「オンラインショップ」で牧場の味を購入できます!
那須高原 南ヶ丘牧場から、おいしいアイスクリームや牛乳をお取り寄せ♪
那須高原「南ヶ丘牧場」の基本情報
営業時間
●営業時間:8:00~17:30
※季節・天候等により変更になる場合あり。
休業日
●年中無休
※酪農家は、年中無休であるとのこと。
入場料
●入場無料
※「我が家を訪れる人から入場料をいただくことはできない」という、おもてなし精神に頭が下がります。
那須高原「南ヶ丘牧場」へのアクセス方法
車をご利用の場合
●東北自動車道 那須I.C.より車で約15分
《混雑時の抜け道情報》
週末などは、県道17号線(那須街道)の広谷地と一軒茶屋前の交差点付近が大変混雑します。
那須I.C.からは県道17号線を那須湯本方面に向かい、ガストのある信号の次の信号で左折します。
りんどう大橋を渡りすぐの信号を右折、鳥野目街道を通り、信号で右折。
那珂川を高原大橋で渡りすぐ左折、裏道を登っていくと南ヶ丘牧場に到着します。
駐車場情報
●400台(無料)
電車を利用の場合
●JR新幹線 那須塩原駅より関東バス 那須湯本行「一軒茶屋」下車 徒歩約15分
●JR黒磯駅より関東バス 那須湯本行「一軒茶屋」下車 徒歩約15分
【施設概要】
●施設名:那須高原 南ヶ丘牧場
●URL:http://www.minamigaoka.co.jp
●所在地:栃木県那須郡那須町大字湯本579